2017-06-21ソーラーフロンティア、高出力の新型CIS薄膜太陽電池「SFKシリーズ」を販売開始
2017年6月21日
報道関係各位
ソーラーフロンティア株式会社
ソーラーフロンティア、高出力の新型CIS薄膜太陽電池
「SFKシリーズ」を販売開始
2017年9月から受注、2018年1月から出荷をスタート
ソーラーフロンティア株式会社(代表取締役社長:平野敦彦、本社:東京都港区台場2-3-2、以下:ソーラーフロンティア)は、出力および機能性を大幅に向上させた新型CIS薄膜太陽電池「SFKシリーズ」の出荷を2018年1月から開始します。同製品は、180W・185Wと公称最大出力別に2種類の型式をラインナップしたほか、モジュール構造を改良することによって、排水性や意匠性などの機能面の向上や軽量化も実現しました。
当社は、消費者の電力自給自足への関心の高まりや、政府が進める2020年のZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)標準化政策を受け、国内の住宅市場を重要なターゲットと位置づけ、年初より太陽電池モジュール出力の大幅な向上に取り組んできました。このたび、当該研究開発の成果を生産工場へと適用し、太陽電池セルの製膜プロセスを大幅に改良することにより、同サイズの現行品と比べて最大10Wの出力向上に成功しました。
機能面では、太陽電池モジュールの構造設計を改良し、構成材料の変更や減量化を行うことで、太陽電池モジュールの質量を現行品比で1.5kg軽量化しました。更には、新しいフレーム構造を採用したことにより、パネルを水平設置した際の水切り性能が向上し、汚れの付着による出力低下を抑える機能が加わっています。このほか、太陽電池モジュールの表面に露出していた銀色の配線をなくすことで、黒一色のスタイリッシュな外観が一層際立つよう工夫しました。
新製品「SFKシリーズ」は、宮崎県の国富工場において生産を開始いたします。受注は2017年9月8日から、出荷は2018年1月5日からを予定しています。積雪などに備えて耐荷重を更に高めた同シリーズ製品も、順次発売予定です。なお、新製品の発売に伴って、現行の「SFシリーズ」の一般販売は2017年末をもって終了予定です。
ソーラーフロンティアは今後も、お客様の多様なニーズにお応えする製品を模索し、太陽によるクリーンで快適な暮らしをお客様にお届けしてまいります。
■新製品「SFKシリーズ」の型式および仕様
現行品「SFシリーズ」: SF175 –S |
新製品「SFKシリーズ」: SFK180-S |
新製品「SFKシリーズ」: SFK185-S |
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公称最大出力(Pmax) | 175W | 180W | 185W |
公称最大出力動作電圧(Vmpp) | 89.5V | 92.4V | 95.0V |
公称最大出力動作電流(Impp) | 1.96A | 1.95A | 1.95A |
公称開放電圧(Voc) | 114V | 120V | 121V |
公称短絡電流 (Isc) | 2.20A | 2.18A | 2.19A |
質量 | 20.0kg | 18.5kg | 18.5kg |
エネルギー変換効率 | 14.2% | 14.7% | 15.1% |
外形寸法(mm、L×W×H) | 1,257x977x35 | 1,257x977x35 | 1,257x977x35 |
以上
【ソーラーフロンティア株式会社について】
ソーラーフロンティア株式会社は、昭和シェル石油株式会社(5002, T)の100%子会社で、世界最大級のCIS薄膜太陽電池メーカーです。当社が生産・販売するCIS薄膜太陽電池は、高温や影に強く発電量が多いことや、景観を損なわない美しいデザインが特長です。加えて100%国内生産の品質や20年保証を含む安心のアフターサービスが評価され、大手ハウスメーカー様による新築住宅への採用をはじめ住宅用・産業用など幅広い用途で採用いただいています。当社はCIS技術の特性を生かした価値創造を通じて、太陽による快適でクリーンな暮らしをすべての人にお届けします。企業情報や最新ニュースの詳細は、当社公式の
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報道関係からの問い合わせ先:
ソーラーフロンティア株式会社 コーポレート管理部 広報チーム
吉田 ・八宮 TEL: 03-5531-5792